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コミュニケーション

マッチングアプリの脅威?

アプリとコミュニケーションの関係性

「コミュニケーションの7割以上を簡単にアプリ上でクリアしてしまうことができる」と聞いたら、あなたはどう思いますか?

コミュニケーションの7割は「会話」で成り立つと言われます。
逆にいってしまえば、この会話が上手くできないと良好なコミュニケーションをとることはできません。

たとえば恋愛で考えてみてください。
とても自分好みの方とリアルで出会い、好意が芽生えたとしましょう。

しかしどうも展開がすすまない。

そのため、結果としてこの恋もなかなかスムーズに進まない…なんてことがあります。
しかし、最近若者を中心に流行っているマッチングアプリ内ではどうも違う傾向がみられるようです。

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マッチングアプリは恋の天使になりうるか

さて、恋愛がうまくいかない場合に考えられるのは「会話が弾んでいないから」でしょう。(脈なしということももちろん考えられるわけですが…今回は割愛しますよ!)

つまりコミュニケーションが上手く取れていないわけです。

ではなぜ会話が弾まないのか?

それは「自分の思ってることを上手く言えない」「感情が上手いこと伝えられない」などがあるかもしれません。
つまり、コミュニケーションがスムーズにできておらずお互いの意思の疎通が滞っているのです。

一方、マッチングアプリ上においては対面では弾まない「会話」が、どんどん弾みます。
アプリで知り合った2人は、簡単にお互いを自己開示しはじめるためです。

これはいわゆる「自己開示の返報性」と呼ばれている原理によるもの。
マッチングアプリでは事前にあらゆる情報がデータとして自分の手で登録されています。
名前、年齢などの簡単なプロフィールから自分の趣味や休日になにをしているのかなどなど…
「自己開示の返報性」とは相手が自分の情報を開示した場合に「自分の情報も相手に開示したい!」と感じる人間の特性です。

マッチングアプリでは、そこそこの情報量がすでに提示されているため実際に対話する際にはまた一歩進んだ情報の開示というステージに上がっています。
よって、0の状態からコミュニケーションを始める対面よりもアプリで知り合った場合だとスムーズにすすむのでしょう。

そして気がつくと、そんなに時間をかけずに互いの感情の領域にまで入り込んでいけるのです。
その結果、初めて会った時の2人は気持ち的にはもう他人の関係でなくなっています。
そして一気に結婚へと歩を進めるのです。

なんと最新のデータによると、結婚したカップルの4.4組に1組がマッチングアプリを通じて結ばれたのだとか。
2022年11月、従来のようなお見合いや出会って恋愛に進む、などのケースを押さえてトップに躍り出ました。

まとめ:アプリ上でコミュニケーションが解決する日も近い?

アプリ上だと、お互いの自己開示がうまくいくのでしょう。

話すのが苦手だ、という人もチャット上では饒舌で、とてもお話がうまいかもしれませんし。
対面よりもいくらかコミュニケーションがやりやすいフィールドで、かつ最初から基本的な情報が提示されているとなると、あらためて会話をする際にはさらにお互い深くまで入り込んだ情報の開示から始まるでしょう。
自分の言いたいことも言えるでしょうし、相手を理解し、相手の立場にも簡単に立てるために、対面よりもうまくコミュニケーションが発展するのかもしれません。

これらは「コミュニケーションの7割以上を、簡単にアプリ上でクリアしてしまうことができる」ということのエビデンスになるのでしょうか?

 

次回→to be continue…

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