【秘訣】部下に寄り添うコミュニケーション【メラビアンの法則】
前回は「話す方にも責任がある」というお話をしましたね。
「マインドを込めて話をする」というのが話者の責任です。
「でも『マインドを込める』ってどういう意味?」というところで初回は終わりました。
今日は「なぜマインドを込める必要があるのか」という理由と、マインドの込め方についてお話していきます。
少し長い回となりますが、最後までお付き合いくださいませ〜
マインドの込め方とは?
実は、前回のお話で少し答えをいっていました。
「ここでキーワードとなるのは『マインド』。『熱量』と言い換えてもいいかもしれません」(前回より引用)
熱量を込めて話す。つまり自分の思いや感情を、一言ひとことにしっかりと込めて相手に運ぶのです。
いかがですか?
あとは根拠を知った上で実践に移せれば完璧です!
次章ではその根拠を説明します。疲れた方はお茶でも飲んで一度休憩をはさみましょう。
一息つけましたか?それでは、次へすすみましょうか。
『マインド』の必要性?極意はメラビアンの法則
7%: 38%: 55%
さて、なんの数字でしょう?
これは「メラビアンの法則」というアメリカの学者によって定説された心理法則です。
いわく、聴き手は話し手の話を3つの情報に分けて受け取っているのだそう。
1つ目は言葉の意味。
2つ目は声。
3つ目が視線です。
……そうなんです。聞いた内容のうち、「言葉の意味」として処理しているのってたったの7%だけなんです。
びっくりですよね。
ですが、逆に「残り93%の部分をうまく扱うことができればいい」ともいえます。
もう気づいた方もいるかもしれませんね。
聴き手側は93%あなたの声の調子とあなたの表情視線を感じ取っている……
つまり、「何を話すかよりも、どう話すか」の方がはるかに重要ということ。
これが「マインドを込める」というキーワードの真の姿なのです。
メラビアンの法則とマインド
メラビアンの法則を知っていても、上手く対話に活かせている人はごく一部というのが現実です。
「知識」として持つだけではなく、日常的に意識してみましょう。
難しそうに聞こえるかもしれません。
実際はちょっと心がけるだけで、案外誰でも出来るものなんです。
……どれだけ意識しても手応えがいまいち感じられませんか?
そういう方は、もしかしたら「自分の聴き方」に難があるのかもしれません。
聴くときにもマインドを忘れずに
- 自分の話をしっかりと聴いてくれる人
- 適当な相槌ばかりであまり話を聴いていない人
どちらが対話相手として嬉しいですか?
もちろん、きちんと話を聴いてくれる人ですよね。
話を聴くときにマインドを忘れていると、相手は心を開いてくれません。
「もっともです!」なんて言っても気持ちがこもってないと「そんなこと思ってないくせに」と思われてしまいます。
「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますね。
やはり相手の目を見ながら真剣な表情で、聴く!
これが大切なのです。
前回の話と繋げていうなら、これが「聴く側の責任」といえるでしょう。
……なんて、偉そうなことをいってますけどよく奥さんから
「あなた、聞いてるの?」
なんて言われます。
これ、真剣に聞いてないのでしょうね……。反省です。
まとめ
どうでしたか?逆に頭がこんがらがった方も、もしかしたらいるかもしれませんね。
ひとことで「話す」といっても、ものすご─────く、奥が深いもの。
上畠自身も時々分からなくなることがあるとかないとか…
「対話」や「コミュニケーション」に関するセミナーを開く僕ですら分からないのですから、「正しいコミュニケーションとはなんぞ!?」とみなさんが思うのは当然のことなのです。
それでは、次回は対話をするにあたっての心構えに関するお話です。
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