column コラム

コミュニケーション

人間関係とコミュニケーションの関係性

プライベートと仕事、両方における重要事項!

プライベートと仕事、両方における重要事項はなんだと思いますか?

ずばり、人間関係です!

良好な人間関係はプライベートの充実はもちろん、効率的な仕事運びにもつながります。

考えてもみてください。
軋轢ばかりでギスギスの上司部下の関係と、お互いを尊重し合い建設的な意見交換ができる上司部下の関係だとどうでしょう?
…比べるまでもなく、明確に後者の方が仕事の捗りっぷりや効率がいいとわかりますね。

良好な人間関係構築の「鍵」とは

では、うまく人間関係を構築するためにはなにをすればよいのでしょう?

「人間関係」とは、当然ながら自分と相手がいて初めて成り立つものです。
人間が2人以上そろうとできるようになるのが「対話」。すなわち「コミュニケーション」です。

コミュニケーションなくして人間関係の構築はできません。
また、人間どうしのつながりなくしてコミュニケーションが生まれることも、ありません。

人間どうしのつながりにコミュニケーションは必ず組み込まれており、まさに切っても切れない関係といえましょう。どちらか片方が欠けた上で成り立つなんてことは絶対にありえないのです。

4つのスキルを身につけよう!

良好な人間関係を構築するためには、ただコミュニケーション(対話)をすればいいという話ではありません。

4つのスキルを高め、ポイントを抑えたコミュニケーションを意識しましょう。
今回はその4つのスキルを特別にお教えします。

ずばり
傾聴
確認
承認
質問
この4つです。
それでは詳しく説明していきます。

傾聴

自分が興味のない話でも、否定や反論をせず、最後まで関心を持って聴きましょう。
すると、次は相手があなたの話を聴いてくれるようになります。
誰しもが自分の話を真剣に聞いてくれない人の話は聞きたくないもの。

自分ではちゃんと聞いているつもりでも、案外態度でわかるものですよ。
たとえば、質問を時折はさんだり。
相槌もただおうむ返しに繰り返すだけでなく、相手の心情に寄り添った返しができるとなおよいでしょう。

確認

仕事などにおける行き違いは、案外対話不足によって引き起こされるものが多いのです。
頼みごともコミュニケーションの上に成り立ちます。
頼む側だけでなく、頼まれる側もしっかりあいての言葉に耳を傾けて積極的に対話に参加しましょう。

ただ返事をして了承するだけでは齟齬が生じる危険性があります。
相手の言葉が自分の解釈で合っているのか逐一確認するような癖をつけるとよいです。

承認

人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望す
る気持ちである

アメリカの心理学者であるウィリアム・ジェームズ博士の言葉です。

ここで注目したいのは「渇望」というキーワード。
人はものすごーー…く求めているんです、他人に認められることを!

自分がしてもらいたかったことを、言う前にしてもらったらすごく嬉しいですよね。

質問

良い質問とは、あいてが思わず本心を吐露したくなるような問いかけのことを指します。
具体的にどういう質問方法かというと、オープンクエスチョンです。

「あなたは海が好きですか?」「あなたは海派ですか、それとも山派ですか」など、解答方法が限定される質問方法をクローズドクエスチョンと呼びます。

この方法が必ずしもよろしくないとは言えませんが「本心を吐露したくなるような」とはいえませんよね。
というか、この質問を投げかけられてもYESかNOかくらいでしか、基本的に解答ができませんから…本心を打ち明ける以前の話になってしまいます。

オープンクエスチョンとは?

オープンクエスチョンはクローズドの逆。
対象者の実際の声が聞けるような質問方法です。

たとえば、「海のどんなところが好きですか?」といったふうに「なぜ」「どうやって」などを聞くことを意識してみましょう。

仕事においても同じです。
失敗した部下に対して「なんでこんな失敗をするんだ!」と頭ごなしに否定していませんか?
まぁ、この言い方に関していえば、そもそも質問にもなっていませんが…

「なにが失敗の原因だと思いますか?」

「今度の失敗で学びが一つあるとしたら何だと思いますか?」

というような聞き方であればどうでしょう?
部下の立場に立って考えてみても答えやすいですし、質問者の求める解答の方向性が大枠で伝わりやすいですね。

総括

コミュニケーションの7割は会話で成り立つといわれています。

ではこの7割の内訳はどうでしょう。
実は、このうちの7割が「聴く」で構成されているのです(残りの3割が「話す」です)。

今回紹介した4つのスキルはコミュニケーションにおける秘孔です。
すべてのスキルを一気に高めようと思うのではなく、自分の可能な範囲で少しづつでもいいので改善していきましょう。変化は必ず訪れます。

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次回→ エンゲージメント向上のために必要なことは?

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